要約筆記(文字通訳)は、聴覚障害者への情報保障手段の一つで、話されている内容を文字として伝えることをいいます。
情報保障の初期の方法が手書きに限られていたことから、話しをうまく要約することが課題となり、要約の技術が重視される中で「要約筆記」の言葉が定着してきました。しかし、現在はパソコンによる方法も考案され、「筆記」でない情報保障方法も発展しています。
また、文字による情報伝達であることから「文字通訳」などと呼ばれることもあります。
主に、第一言語が日本語である中途失聴者・難聴者などが利用者となります。
そして、こうした情報保障作業に従事する通訳者はまとめて要約筆記者と呼ばれています。
こうした文字による情報伝達の方法は、場面により次のように分かれます。
(1)手書き要約筆記(文字通訳)
全体投影:シートに手書きで話されている内容を書いていき、それをOHCやOHPでスクリーンに投映する。
ノートテイク:対象者が一人もしくは二人である場合に隣に座り、話されている内容を紙に記して対象者に見せる。
(2)パソコン要約筆記(文字通訳)
全体投影:話されている内容を、複数の要約筆記者が協力してパソコンで文章を作り上げ、プロジェクターを通してスクリーンに投映する。
パソコンテイク:対象者が一人もしくは二人である場合に、対象者の隣にノートパソコンを置き、話されている内容を打ち進めながら対象者に画面を見せる。
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